お祓い屋の人物図録
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稲守 清彦/いなもり きよひこ お祓い屋の主人 知る人ぞ知る名うての拝み屋兼、怪談噺家。 彼の寄席では必ず何か「出る」ので、恐いもの見たさのお客が引きも切らず。最近はそっちの方が有名になってしまったらしい。 |
霧江/きりえ 妖刀の変化(へんげ) 仇討ちのためにつくられた刀が、血の味を憶えてしまい役目を終えてなお、渡る持ち主に取り憑いて人斬りを繰り返す妖刀になった。 …ところを、お祓いを買って出た清彦に更正させられ、今では花も草も切れない竹光。 趣味の盆栽も伸びっぱなし。 |
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すずめ 手鞠の付喪神 古い手鞠が夜通し喋って困る、と旧友からお祓いを頼まれたが、無害なので放っておいたら居着いてしまった。 放任者の清彦にかわって家を切り盛りする、 威勢の良いお母さんのよう。 こうみえても齢は百越え。 |
望月 耕助/もちづき こうすけ やもめの小説家 お祓い屋の居候。同じ番地の長家に住んでいたが家賃が払えなくなって転がり込んできた。 自覚は無いが霊媒体質らしく、人以外の色んなものに好かれるようで、お祓い屋は常に幽霊妖怪の類で賑やかになってしまう。 |
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