吸血鬼一家の紳士録

夜毎に人の生き血を求め光と神を冒涜する美しき闇の眷属。
だけどもルロイ一家は
吸血鬼の常識を逸脱したひとばかりで…



●ルシエド
血液アレルギーでじんましんが出る困った吸血鬼
そのうえおぼっちゃま気質で、
色々と問題を起こして祖父を怒らせたり、
執事をオロオロさせたりする。

●ルロイ伯爵
伯爵家の主人であり、ルシエドの祖父
厳格な吸血貴族
ルシエドを立派な吸血鬼に育てることが生き甲斐。

●セバス
伯爵家のゴースト執事
生前はルロイ伯爵に仕えていたが、おぼっちゃまが気掛かりで 成仏できない。
過保護に加えて過度の心配性。

●マリエラ婦人
ルロイ伯爵の一人娘で、ルシエドの母親
何事もあるがままに
ルシエドの非行も温かく見守る懐の大きさ。

●レイサージュ
ルロイ伯爵の兄
弟とは正反対のアバンチュールな麗しい吸血鬼。
たまに現れてはルシエドを唆して ルロイに煙たがられている。
+

●モルテン
ある雪の日の訪問者
黒き翼で夜の街を渡る吸血鬼
難しい年頃の娘を回りくどい愛で包み込む。

●アンジェロット
モルテンの養女
元々は人間で、それ故に悩みが絶えない永遠の少女。
素直になれない、シニカルな天使。

●レオニーダ
吸血鬼のオーケストラを束ねる男装のマエストロ
彼女に掛かって落ちない女性はいないと謳われる、
吸血貴族界きってのドン・ファン。
レイサージュとは旧知の仲である。

●エレク
レイサージュの寵児
大昔、ルロイとレイサージュが幼かった頃の
家庭教師。言う事成す事いちいち手厳しい。
ルロイも黙る毒舌の持ち主。




ジーザスクライスト紳士録

父と子と聖霊の御名において
祈りは大いなる主のために
神に仕える司祭でありながら、彼等は日々善からぬ事と隣り合わせ



●クラウディ
吸血鬼ルシエドの友達である奇特な神父
押しの弱さとスローな性格で
シスターズからお小言をもらってばかり。
見た目だけは好青年なのでマダムうけは良いのだが。

●ゼファー&ソフィー姉妹
双子の司祭
クラウディの上司で、命令は二重音声
信仰心があるのかないのか、いつも物騒な思想である。
+

●ミカエル
教会の伝書鳩
相当な肥満型なのに如何して飛べるのかは
みんなの謎
たまに庭に落ちる。


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